ここ2、3カ月、お客様には校正作業をペーパーレスで行っていただいています。
校正紙をPDFにして文字校正作業を行うのはこれまでもありましたが、新型コロナウイルスによる影響で在宅での校正作業をお願いすることがさらに増えました。
出社されているときと大きく違うことは、校正紙を「プリント出力するか」「PDFにするか」どうかです。当社でも、デザイナーや校正スタッフが在宅で仕事するときにはプリント出力はしておらず、モニターを2つにして文字原稿(もしくは赤字原稿)を片方の画面に出し、もう片方で校正PDFを出して校正作業を行っていました。
私は出社しているので、以前からの作業と同様に原稿か校正のいずれか一方をプリント出力して文字校正をしています。そのため一画面で原稿と校正紙を照らし合わせるのは、どうしてもやりにくいと思ってしまいます。
ただ、当社の校正ブログにあったような、校正PDFにペンタブレットで赤字を入れていく方法(https://uss-ueda.co.jp/kousei/archives/510)は、こんな方法があったのかと感心しました。
そこで、以前から自宅で仕事をしているデザイナーに赤字入れなどはどうしているかを尋ねてみると、制作作業や校正作業は前述通りで二画面にて対応し、赤字入れはiPadに校正PDFを表示させ、Apple Pencil(同等のツールでも可)を使用しているとのことでした。
そのほかにも、GoodNotes 5 (https://apps.apple.com/jp/app/goodnotes-5/id1444383602)や、Noteshelf(https://apps.apple.com/jp/app/noteshelf/id1271086060)などのアプリも使用しているとのことです。
今はまだ、校正作業は紙のほうがやりやすいのですが、いろいろなツールを使えばペーパーレスでの文字校正が可能になり、最終的に高い精度と使いやすさにおいて安心が確認できるのであれば紙は必要なくなるのではないかと思うようになりました。
これからもペーパーレス文字校正の可能性を模索していきたいと思います。