会報誌・広報誌・社内報における取材時の注意点

 

会報誌や広報誌・社内報などで取材を行うことも多いかと思います。当社でもお客様のご依頼で取材をさせていただくことが多いのですが、取材は取材される方の許諾を得ることからして大変で、ご苦労されている担当者の方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、取材の苦労を軽減するためのコツをまとめてみました。

 

 

  1. 複数人に声をかけておく

 

多様な視点を確保するために、複数の人に声をかけることが重要です。例えば、あるイベントについて取材する場合、主催者だけでなく、参加者やボランティア、関連する専門家など、様々な立場の人に声をかけておくことで、多面的な記事が書けます。また、リスクヘッジの観点からも、予定していた取材相手が急に取材をキャンセルした場合に備えて、他の人にも事前にインタビューの打診をしておくと安心です。記者会見などで主要なスピーカーが急に来られなくなった場合でも、他の関係者に話を聞くことができれば取材が滞りなく進みます。

 

  1. 質問内容を伝えておく

 

取材相手が事前に質問内容を知っていると、より具体的で充実した回答が得られる可能性が高まります。例えば、「イベントの目的」「参加者の反応」「今後の計画」といった具体的な質問内容を事前に伝えることで、相手はより詳細な情報を提供する準備ができます。さらに、時間の効率化も図れます。取材相手が予め準備をしていると、インタビューの時間が有効に使え、お互いに無駄な時間を省くことができます。

 


 

リサーチを徹底する

取材対象について十分にリサーチを行い、基本的な情報を把握しておくことが重要です。例えば、取材対象の企業について調べる際、最新のニュースや公式ウェブサイト、SNSをチェックしておくと、相手が話しやすいトピックや問題点を理解しやすくなります。また、相手のプロファイルを理解することも大切です。インタビュー対象者が過去にどんな発言をしているか、どんなプロジェクトに関わっているかを事前に調べておくことで、取材中に的確な質問を投げかけることができます。

 

フレキシブルな対応

取材中には柔軟な姿勢を持つことが重要です。例えば、相手が予定していた質問に答え終わった後に新しい話題を提供してきた場合、予め用意していた質問に固執せず、その話題を深掘りすることで、思いがけない重要な情報が得られることがあります。また、「それは具体的にどのように影響しましたか?」や「具体的な例を教えていただけますか?」といったフォローアップの質問で、さらに深い情報を引き出すことができます。

 

記録の徹底

取材内容を正確に記録するために、録音機器を使用することをお勧めします。例えば、スマートフォンやデジタルボイスレコーダーを使って録音し、取材後に内容を確認しやすくすることができます。ただし、相手の了承を得ることを忘れずに。また、録音と併せて、重要なキーワードや感想、観察したことをメモすることで、記事を書く際の参考資料として役立ちます。

 

信頼関係の構築

取材相手に対して礼儀正しく接し、感謝の気持ちを伝えることが信頼関係の構築に繋がります。取材後には必ず感謝のメールや手紙を送ることで、良好な関係を維持できます。これは次回の取材依頼にも繋がる可能性があります。また、相手のプライバシーを尊重し、許可なく個人的な情報を公開しないように注意しましょう。取材時に「ここだけの話」として聞いた内容は、相手の許可がない限り記事に含めないことが大切です。

 

文字校正の徹底

取材後にまとめた記事の文字校正を徹底することも重要です。内容の誤りや文法のミスを防ぐため、複数回の校正を行い、第三者のチェックも受けることで、より完成度の高い記事を作成できます。さらに、取材相手本人に記事のドラフトを見せ、確認と校正をお願いすることで、事実関係の正確さを保証し、誤解を避けることができます。

これらのポイントを押さえることで、より効果的な取材を行うことができます。しっかりとした準備と柔軟な対応で、質の高い情報収集を目指しましょう。

 

おまけ

これまで、事前の説明なしに当日取材を申し込み、なんとか取材をさせていただいた経験もあります。写真を撮らせてもらうことも多いですが、その際、特に女性の場合、美容室に行っていないから嫌、お化粧をしていないからダメ、今日の服装では写真は断りたいなどと言われることがあります。当日取材では、特に女性が多く集まる場では、その点への配慮が必要だと思います。

 

株式会社ユー・エス・エスは、企画提案から取材・編集・デザイン制作・Web化・印刷対応まで、社内報や広報誌の制作をサポートさせていただいております。お気軽にお問い合わせください。

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