文字校正よもやま話「社内報の品質を決める文字校正プロセスの重要性」
先日、ある企業の社内報のデザイン制作競合見積りに参加した時のことです。
見積り仕様概要を拝見していると、「文字校正回数無制限」という
記入が目に留まりました。
この企業では、校正完了後すぐに印刷工程に移るということが
日常だそうで、実質的なスケジュールは形骸化しているようです。
この機会に、私たちはお客様に「プロの目による校正がいかに重要か」
についてお話しさせていただきました。
当社では、お客様が発行されている社内報や広報誌・会報誌を
事前に拝見させていただき、すでに確立された紙面のスタイルや
慣習を尊重しつつ、用字用語の統一や校正ルールの設定をお勧めしています。
さらに、プロの校正を利用することで、校正回数の削減、
ご担当者の負担軽減、スケジュール短縮化、印刷し直しのリスク低減
に繋がるお話をさせていただきました。
その結果、ご担当の上司の方から
「ぜひ、文字校正提案の入った見積りをいただきたい」
とのお話をいただきました。
原材料の価格高騰がニュースとして日々騒がれていますが、
無制限の校正回数はスタッフの長時間労働につながり、
結果として制作費のコストアップに影響します。
また、校正は単に回数を重ねるだけでは不十分です。
どんなに校正の回数を重ねても、その質が伴わなければ
ミスを見逃してしまうものです。
デザイン制作業務を外部に委託されている皆様には、
この点を是非ご理解いただければと思います。
今回のお客様にとって、無制限の校正回数を見直し、
より効果的な校正プロセスの確立を考える良い
きっかけになったのではないでしょうか。
株式会社ユー・エス・エスでは社内報・会報誌・広報誌の
企画から制作・印刷・Web化まで様々な見直しのお手伝いをしています。
紙媒体だけでなく、Web活用のご相談にも対応していますので、