株式会社ユー・エス・エスでは、屋外に自動販売機を設置しており、スタッフへの福利厚生ならびに地域社会への貢献として、通常よりもリーズナブルに飲料を提供しています。
また、社内で飲み終えたペットボトルに関しては、キャップを廃棄せずに回収し、社会貢献活動の一環として、「エコキャップ運動」にも参加しております。
「エコキャップ運動」とは、ペットボトルキャップを回収することで、プラスチックゴミの削減をはじめ、リサイクル原料としての再資源化促進、売却益による発展途上国へのワクチンなどの医療支援、障がい者支援、子どもたちへの環境教育など、様々な社会貢献にあてられる活動です。
当社では今回、7,181個、累計で21,657個(2023年1月時点)を提供し、NPO法人エコキャップ推進協会様から以下の内容で受領のご連絡をいただきました。
SDGsは17の目標からなりますが、その12番目「つくる責任、つかう責任」は、生産者、消費者ともにリサイクルの取り組みを促進することで、限りある地球の資源を守るために持続可能な生産と消費のバランスを形成することを示した目標です。
これまでの大量消費型の社会によって環境破壊が進んだことは、誰もが知るところです。そのため、生産者も消費者も、ゴミが出ること自体を減らしたり、資源の利用を節約したり再生利用したりすることに取り組んで、環境への負荷を減らす「循環型社会」への転換が求められるようになりました。
そうした環境への負荷を減らすための取り組みとして、「3R(スリーアール)」という言葉がよく知られるようになりましたが、これは「Reduce(リデュース)=ごみの発生を減らすこと」「Reuse(リユース)=くり返し使うこと」「Recycle(リサイクル)=資源として再生利用すること」の3つの「R」を指す略語です。
「エコキャップ運動」はまさに3Rであり、持続可能な社会に貢献できる、最も身近な取り組みの一つです。
当社では、エコキャップ運動に参加するだけでなく、リサイクルした製品を「つかう」取り組みも推進していますので、一例をご紹介します。
株式会社ユー・エス・エスでは、回収ペットボトルキャップ配合のエコ素材からできたクリアファイル“エコミクス クリアファイル”を、販促商材として取り扱っています。
エコミクスクリアファイルは、回収されたペットボトルキャップを使用した再生材(再生ポリエチレン)を25%以上含む新素材「ecomics PP」(エコミクスPP)が使われています。
「本来ゴミとして捨てられるペットボトルキャップを再利用している」「ペットボトルキャップ(約25%)分の石油由来樹脂の使用を削減している」といった点がエコなポイントとして挙げられるほか、回収再生材としての持続性のよさ、長時間の耐久性・耐水性に優れた点が、環境に配慮した取り組みをアピールできます。
SDGsが目的とする「持続可能な世界」とは、地球環境の保全と共存、そして利用のバランスが実現できた世界です。
小さなキャップも分別すれば資源になるという発想で、SDGsにも貢献できるよう、今後も全社員でエコキャップ運動に取り組んでまいります。