デザイナーが使うメジャーな書体はモリサワが有名ですが、
その中の見出し用書体には
豊富なウェイト(書体の太さ)が用意されています。
よくデザインの入門書に
「タイトルは太くして目立たせる」と書いてありますが、
太くして目立たせるだけなら、
見出し用書体は太いウェイトだけで事足ります。
なぜ細いウェイトも用意されているのでしょうか。
それは、ウェイトが選べるとコントラストを
コントロールできるメリットがあるからです。
太い書体をすべての見出しで使うと
一番大きく太い見出しが目立ち過ぎてしまい、
小さな見出しは、見出しとしての機能を失います。
書体に複数のウェイトがあると、
文字サイズに応じて太さを変えることができるので
コントラストの調整がきき、
結果、すべての見出しが機能する紙面を作ることができます。
もちろん、力強いデザインにする場合は、
大見出しは太いウェイトを使って
ドスンと目立たせますが、
そうでなければ、
「この見出し強すぎるな…」となった場合に
ウェイトを落とすことで緩和することができます。
㈱ユー・エス・エスではモリサワフォントを契約しており、
1000書体を超える中から
お客様のご要望に沿う書体でデザインをご提案いたします。
制作:O