こんにちは、USS制作部の韓です。
今回も中国語の組版問題についてご紹介します。
中国語には「簡体字」と「繁体字」の2種があり、地域によって使い方が異なります。
簡体字
使用地域:中国本土、シンガポール、マレーシア
特徴:昔の漢字から簡略化した文字
例文:欢迎来到日本。 (訳:日本へようこそ。)
繁体字
使用地域:台湾、香港、マカオ
特徴:従来使用されてきた文字。簡体字と比べ圧倒的に画数が多いのが一番の特徴です。
例文:歡迎來到日本。 (訳:日本へようこそ。)
また、「簡体字」と「繁体字」の組版ルールについて大きく異なるところは次の2点です。
①簡体字では、組み方向は「横組み」が主流ですが、繁体字は、「縦組み」と「横組み」どちらも使われます。ここで重要な点として、繁体字は画数が非常に多いため、日本語や簡体字よりも文字サイズを1.2~1.5倍程度大きくすることが望ましいです。
②簡体字の句読点は日本語と同じく左下「、」「。」(横組みの場合)ですが、繁体字は中央に配置します。しかし、最近は繁体字でも日本語と同じ左下(横組みの場合)または右上(縦組みの場合)が多くなりましたが、書体によって違いがあります。
一方、「簡体字」と「繁体字」の文字サイズの単位は、「号数」と「ポイント」両方が使われます。
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