こんにちは。
東京・護国寺の文字校正が得意なデザイン会社、株式会社ユー・エス・エスです。
当社の桜の木はすっかり青々とした葉を茂らせ、初夏を思わせるような日も増えてまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は「春の土用の丑の日」をきっかけに、“暦(こよみ)を活かした広報アイデア”についてご紹介します。
家族とのささやかな食事の体験から、読み手の心に届く企画づくりのヒントまで。広報・販促に携わる皆さまにとって、日付や行事を切り口とした情報発信のヒントになれば幸いです。
「土用の丑の日(どようのうしのひ)」と聞くと、真夏の暑い時期にうなぎを食べる日…というイメージが強いですよね。
でも実は、「土用」は春夏秋冬すべての季節にあることをご存じでしたか?
土用とは、季節の変わり目に設けられた各季節の終わりの約18日間。
春なら立夏前、夏なら立秋前…というふうに、次の季節に移る直前の調整期間です。そのため、夏だけでなく、春の土用の丑の日も存在します。2025年は明日、4月26日(土)がそれにあたります。
実は先日、久しぶりに母とふたりで外食をしました。
向かったのは、京都の老舗が営む和食のお店。落ち着いた室内で、季節の移ろいを映したお庭を眺めながら、ちょっとフライングをして、うな重をゆっくりといただきました。
写真も撮ってみたのですが、この日のうなぎはとにかくふわふわで柔らかく、口に入れた瞬間にとろけるような味わい。
「うなぎって、やっぱり特別な食べ物だな」としみじみ感じた時間でした。
実はこの“春土用にうなぎ”という習慣、夏ほど知られてはいないものの、古くから「春バテ」予防の滋養食として重宝されてきた背景があります。
春は新年度の忙しさや寒暖差の影響で体調を崩しやすく、食欲も落ちがち。
そんなときにこそ、ビタミンやミネラルが豊富なうなぎを食べて、夏に向けてのスタミナを蓄えるのは、まさに「先人の知恵」といえるのではないでしょうか。
「季節の土用」や「暦の丑の日」など、カレンダーの中に隠れている行事や意味を知ることは、広報や販促のヒントにもなります。
たとえば、
など、日付そのものに物語性を持たせることで、“読んでもらえる”企画に仕立てることができるのです。
当社では、こうした暦や行事に寄り添った企画・デザイン制作を得意としています。今回のように、日々の暮らしに根づいた体験をもとに、企業の広報物や販促ツールに活かしていくことも可能です。
たとえば、
など、“こよみ”の知識をベースにした幅広い展開が可能です。
私自身、今回は「春の土用の丑の日」にうなぎを食べに行くという、ほんの少し贅沢な時間を過ごしました。そこには、母との会話、料理の香り、静かな空間…すべてが“春の終わり”を味わわせてくれるものでした。
こうしたささやかな体験も、広報の視点で捉え直せば、読み手の共感を生むコンテンツになります。「季節を感じる」ことは、「伝える」ことにもつながっているのだと、改めて気づかされました。
あなたの会社でも、“暦のある広報”はじめてみませんか?
ご相談・ご依頼は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。