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◆鏡開きって、いつ?その由来とお汁粉・ぜんざいの楽しみ方

鏡開きって、いつ?
鏡開きって、いつ?


こんにちは。
東京文京区 護国寺 の広報をデザインする会社、株式会社ユー・エス・エスです。

お正月を締めくくる伝統行事のひとつ「鏡開き」。年神様への供え物である鏡餅を割り、無病息災を祈るこの行事は、日本各地で行われています。
しかし、鏡開きが行われる日にちや方法には地域ごとの違いがあるのをご存じでしょうか?

本記事では、鏡開きの由来や片付けのタイミング、さらには鏡餅を使ったお汁粉やぜんざいの楽しみ方をご紹介します。


鏡開きとは?

鏡開きは、年神様を祀るために供えた鏡餅を下げて割り、感謝の気持ちを込めながら食べる行事です。「開く」という言葉には、運を開くという縁起の良い意味が込められています。一方、「切る」という表現は不吉とされ、刃物を使わずに木槌などで割るのが一般的です。


鏡開きはいつ行う?

鏡開きの日付は地域によって異なりますが、主に以下のように分かれています。

関東地方:1月11日

関東地方では、松の内が1月7日で終わるため、鏡開きはその後の1月11日に行うのが一般的です。

関西地方:1月15日

関西地方では、松の内が1月15日まで続くため、この日に鏡開きを行う習慣があります。また、小正月の行事として捉えられることも多いです。

その他の地域:1月20日ごろ

北海道や東北地方、九州地方の一部では、雪深い地域特有の習慣として1月20日に行うこともあります。これは「二十日正月」という考え方に基づいています。


鏡開きの由来と文化的背景

鏡餅の「鏡」という名前は、古代の銅鏡に由来しています。丸い形が神聖なものとされ、家族円満や長寿を象徴しているとされています。

この餅を割って食べる行為は、年神様からの力をいただくという意味を持ちます。また、武士の家では「切腹」を避けるために「割る」や「開く」という表現を使うようになり、この習慣が現在の鏡開きに繋がっています。


鏡餅の活用:お汁粉とぜんざいの違い

鏡開きでは、割った鏡餅を調理して食べるのが一般的です。その際によく作られるのが「お汁粉」や「ぜんざい」です。これらの料理には地域ごとに異なる特徴があります。

お汁粉とは?

お汁粉は、こしあんを煮て作る料理で、滑らかな舌触りが特徴です。関東地方では、焼いた餅をこしあんの汁に入れていただくのが一般的です。また、つぶしあんを使う場合も「お汁粉」と呼ぶことがあります。

おしるこ こしあん

ぜんざいとは?

一方、ぜんざいは粒あんを煮て甘みをつけたものに餅を入れた料理です。特に関西地方ではこのスタイルが主流で、小豆の粒感を楽しむことができます。

ぜんざい 粒あん
ぜんざい 粒あん

地域による違い

関東地方では「こしあん=お汁粉」、関西地方では「粒あん=ぜんざい」と呼ばれることが多いですが、家庭や地域によってはこの区分が曖昧になることもあります。


鏡開きをもっと楽しむアイデア

1. お汁粉やぜんざいを手作り

鏡餅を使ったお汁粉やぜんざいは家庭で簡単に作ることができます。以下に簡単なレシピを紹介します。

材料(2人分)
  • 鏡餅:2個
  • 小豆缶(粒あんまたはこしあん):200g
  • 水:300ml
  • 砂糖:お好みで調整
作り方
  1. 小豆缶と水を鍋に入れ、中火で加熱して混ぜます。
  2. 鏡餅を焼くか煮て柔らかくします。
  3. 鍋に焼き餅を加え、さらに数分煮込んで完成。

2. 地域の行事に参加

鏡開きのタイミングで地元の行事やイベントに参加するのもおすすめ!
神社や地域の集会所で行われる場合もあり、家族や友人と一緒に楽しむことができます。

3. SNSにシェア

お汁粉やぜんざいを作ったら、写真を撮ってSNSでシェアするのも楽しいですね。「#鏡開き」「#お汁粉」「#ぜんざい」などのハッシュタグを使うと共感を集めやすいです。


鏡開きの写真撮影テクニック

器や背景にこだわる
和風の器やランチョンマットを使うと、写真全体が引き締まります。


まとめ

鏡開きは、お正月の行事を締めくくる大切な伝統です。その日にちや方法は地域ごとに異なりますが、共通して年神様への感謝と無病息災を祈る気持ちが込められています。また、鏡餅を活用したお汁粉やぜんざいを楽しむことで、行事の魅力がさらに広がります。

今年の鏡開きは、家族や友人と一緒に楽しいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?

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