株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

■デザイン印刷百科

日本語と中国語(簡体字)の組版問題

こんにちは。ユー・エス・エス制作部のHです。

引き続き、日本語と中国語の組版問題についてご紹介します。

中国語フォントと日本語フォントの混在問題

 最近、日本にある中国語の掲示物を見ると、日本語と中国語のフォントが混在していることが少なくありません。

 日本では日本語のフォントがデフォルトとなります。適切な設定が行われていないと、日本語でも中国語でも使う漢字は日本語のフォントで表示され、中国語のみの漢字は中国語のフォントで表示されてしまい、かなり不揃いに見えてしまいます。

 これを防ぐためには、中国語の部分はすべて中国語のフォントを指定します。その際はゴシック体とします。宋朝体と明朝体はセリフ体で横線が細く読み取るのが難しくなるので避けましょう。

使用できるフォント

Windows環境の場合:

  •   簡体字中国語
    • Microsoft YaHei(微软雅黑)
    • SimHei(黑体)
  • 繁体字中国語
    • Microsoft JhengHei(微軟正黑體)

Mac環境の場合:

  • 簡体字中国語
    • Heiti SC(黑体-简)
    • STHeiti(华文黑体)
    • Hiragino Sans GB(ヒラギノ角ゴ 簡体中文)
  • 繁体字中国語
    • Heiti TC(黑體-繁)
    • LiHei Pro(儷黑 Pro)

 当社では、一般的な英語だけでなく、中国語にも対応した多言語版の会社案内・パンフレット・社内報・広報誌のデザイン制作を承っております。
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