最近のPCモニターは様々なメーカーから
多種多様なモニターが出ており、
あまりの種類の多さに何が違うのか戸惑ってしまいます。
私たちのような印刷物を扱う制作現場では
モニター選びも大事です。
特に表示色の範囲「色域」は、
印刷の色にも直結するため気を使います。
色域には大きく分けて、
「sRGB」と「adobeRGB」に分かれます。
一般のオフィスで使用されている「sRGB」モニターの色域では
印刷物の色を再現することはできません。
さらに厄介なのが、鮮やかな色は印刷インクより色域が広く
よく再現されるので、一見印刷よりきれいに見えることです。
「adobeRGB」モニターでは、印刷物の色域をほぼ再現することができます。
ただ、印刷に必要ない色(印刷では再現できない色)も表示されてしまいますので、一概に色域が広いからよいわけではありません。
そこで、印刷では必要ない色をカットして表示することができる
「カラーエミュレーション機能」を持ったモニターが、
印刷物を扱う制作現場には適しています。
また、厳密に色味を揃える場合は、キャリブレーション(調整)をおこない
印刷物とモニターの色味をあわせます。
ユー・エス・エスでは、実際の印刷物に近い色味で作業できる体制を整えています。
制作:O