こんにちは。
東京文京区 護国寺 の広報をデザインする会社、株式会社ユー・エス・エスです。
みなさんは、ウェブサイトやブログで使用する画像を正規のルートで購入したにもかかわらず、権利者を名乗る企業から金銭を要求されるケースがあるのをご存知ですか?
実際に当社にも、2024年3月にドイツの企業「COPYTRACK」から、「貴方のブログでの画像無断使用を確認しました。当社はその画像の権利を代表しており、700ユーロの請求を行う権利があります」というメールが届きました。
COPYTRACKは、登録された画像についてインターネット上で無断使用を特定し、権利者に代わって使用料を請求するサービスを提供している会社です。
画像検索を用いて世界中の無断使用を探し出すようですが、最近ではAIによる自動判定の誤認識が多発しているとの指摘があります。
提示された金額は合計740ユーロ、日本円にして約12万円でしたが、当社が使用していた画像はAdobeStockから正規に購入したもので、使用許可があるにもかかわらず、AIによる誤認識でこのような不当な請求を受けました。
これに対し、当社は迅速に対応し、購入証明とともに以下のような反論のメールを送りました。数日後、COPYTRACKからは事務的ながらもケースのクローズを伝える返信がありました。
●先方指定サイトに入り、順番に入力したものです。
●サイトに入力後、すぐに返信メールが届きました。
▼ChatGPTによる、日本語訳
Copytrack セトルメントポータルをご利用いただきありがとうございます。
提出されたライセンスの証明を受領いたしました。当法務チームができるだけ早急に情報と文書の検証を行います。検証プロセスには数日かかる場合があることをご理解ください。さらに質問がある場合には、スタッフからご連絡させていただきます。
提出された証明が十分である場合、ケースを閉じてメールで通知いたします。ご注意ください:Copytrackからの通知がない限り、ケースは開かれたままです。
さらなる情報については、FAQセクションもご覧ください:http://faq.copytrack.com/
敬具、
COPYTRACKチーム
COPYTRACK GmbH
●数日後、確認完了のメールが届きました。
▼ChatGPTによる、日本語訳
拝啓
この度は有効なライセンスをお持ちであるとのこと、大変嬉しく存じます。
お送りいただいたライセンスについて確認させていただき、こちらのケースを閉じさせていただきます。
ご協力いただきありがとうございました。
敬具
この一件から学んだ教訓は、ブログやウェブサイトに画像を使用する際には、その権利を慎重に確認し、正当な方法で取得したもののみの使用を徹底するということです。AI技術が進歩し、自動判定が一般的になるなかで、予期せぬトラブルに巻き込まれるリスクも高まっています。このリスクを避けるためには、以下の対策が大切になります。
使用するすべての画像やコンテンツについて、権利を明確に確認し、正規の購入証明やライセンスを保持する。
正規ルートを通じて購入した画像のみを使用し、不明瞭なソースからのコンテンツを避ける。
クリエイティブな作品を尊重し、公正な利用を促進するための方針を策定し、実践する。
これらの対策を通じて、クリエイターの権利も尊重するバランスを保つことができます。また、著作権の複雑さを理解し、デジタル時代における公正なコンテンツ利用に貢献することが重要ではないかと思います。
株式会社ユー・エス・エスは、お客様に安心してご利用いただけるよう、常に正規ライセンスを取得した画像のみを使用してデザイン制作を行っております。
この一連の経験を通じて、正規の方法で権利を確保したコンテンツの重要性を改めて認識しました。今後も法令を遵守し、クリエイターの権利を尊重することをお約束いたします。引き続き、株式会社ユー・エス・エスをよろしくお願いいたします。