社内報の文字校正は大変
社内報は社内のさまざまな人たちの文章を集めて作るものですので、
文章を書く人によって用字用語がまちまちになりがちです。ですから、
できるだけ統一した用字用語の基準に基づいて文章を書く必要があります。
その拠りどころとなるのが「用字用語辞典」です。
「用字用語辞典」とは、常用漢字、現代仮名遣い、送り仮名の付け方、外来語を
はじめ、その他さまざまな分野の用語について、現代の国語の基準として推奨される
表記法と用例を網羅した辞典です。
その常用漢字、現代仮名遣い、送り仮名の付け方、外来語の表記は、
内閣から告示・訓令された国語学的な裏付けがあり、
それが用字用語辞典を使用する根拠となっています。
用字用語辞典はいくつもの出版社から発行されていますが、当社では共同通信社
発行の『記者ハンドブック 新聞用字用語集』を基準としています。
社内報に表記のルール化は必要
前述のように、社内報制作においては用字用語のバラつきが出てしまうため
表記のルール化は必要です。
「表記ゆれ」(表記の不統一)が起きやすい原因として、文字を漢字にするのか
ひらがなにするのか、送り仮名をどう付けるのかということがあると思います。
そこで、社内報でよく使われる用字用語で推奨される表記統一を抜粋で
一覧にしてみました。読みやすい文章を作る上でご参考になれば幸いです
(共同通信社『記者ハンドブック 新聞用字用語集』を基準とする)。
社内報でよく使う用語の推奨表記一覧表
あ行
あいさつ アイデア あたり・あたる あらためて 在り方 あるいは ~と言える いただく いろいろ いわゆる ~した上 (お話を)伺う (様子を)うかがう (~し)得る |
か行
かえって 気付く 急きょ ~してください ~を下さい こけら落とし ごちそう ~すること 異なる 子ども (一時間)ごと コミュニケーション |
さ行
さかのぼる さまざま さらに 強いて じかに 次第に しばらく シチュエーション シミュレーション すがすがしい (食べ)過ぎ 素晴らしい すべて スムーズ 精いっぱい せっかく |
た行
大変 絶えず (子ども)たち(友達は別) (10年)たつ (この)たび (~の)ため ちなみに ちょうど つなぐ できる 特に (行く)所 (今の)ところ とどまる 捉える なお なかなか など (言い)にくい |
は行
はかどる ~(を)はじめ 一つ 一人 (水が)欲しい ~(て)ほしい ほとんど |
ま行
(見て)まいります ますます または まだ 自ら 皆さん 目指す もちろん 最も もっとも(らしい) もらう |
や行
(~し)やすい (~して)よい (~が)良い (この)ように よろしい |
わ行
わが社 分かる |
以上、一覧で挙げましたが、一つの用語に複数の表記法がある場合を除いています。
また、この一覧はあくまで用字用語辞典による推奨であり、お客様の社内報制作で取り決められた
ルールについては、第一優先に尊重する方針ですのでご相談ください。
社内報に関するデザイン制作、文字校正のご相談ごとがありましたら、
株式会社ユー・エス・エス までお気軽にお問合せください。