最近は、テレビやネットでもセンシティブと捉えられてしまう表現が
増えてきました。
「そんなつもりじゃなかったのに」「今時はそんなことも言えないのか」と
窮屈に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、表現方法や炎上後の対応を
間違えると、会社にとって大打撃になりかねません。
社内・社外に関わらず、広報には十分注意をしたいものです。
社内報など企業の広報媒体は、社員間のコミュニケーションをはぐくみ、
企業文化を醸成する役割を担っています。さらに社外に対する企業イメージを
高めるものでもあるため、差別的、屈辱的と感じさせるかもしれない表現を
使わない配慮が必要です。
差別的表現、不快表現を使わないのは言うまでもありませんが、
たとえ差別や侮辱の意図がなかったとしても、受けとる側によっては
不快感を持つ場合があります。日常生活の中で知らず知らずのうちに
刷り込まれた言葉でも、自分が使われたくない言葉があるものです。
先日、東京ディズニーリゾートより「レディース&ジェントルマン
ボーイズ&ガールズ」という表現を「hello everyone」に変更すると
発表がされました。
これは、性の多様性を尊重したセクシャルマイノリティーへの配慮とのこと。
差別的表現への配慮は、これまで当たり前のように受け入れていたことを
一変させます。
社内報は様々な立場の社員の言葉によって作られます。
個々の発言を尊重しながらも、言葉はよりよい人間関係を作り上げるための
ものであるという視点に立って、「これを読んだ人はどう感じるか?」という
思いやりを持つことを心がけたいものです。
差別語、不快語についての詳細は別の機会に述べたいと思います。
以上、4回にわたって社内報制作にあたっての
「起こりうる文字校正ミス」についてご説明しました。
文字校正は、誌面の隅から隅まで疑いの目で見ていくことが基本姿勢になりますが、
「このへんにミスがありそう」「この言葉は使っても大丈夫?」という感覚を
研ぎ澄ますことが大事です。
表現の仕方が適切かどうか、わからない。そんな時は是非、当社の文字校正
サービスをご利用ください。㈱ユー・エス・エスの文字校正は誤字脱字の
チェックはもとより、社内報などのコミュニケーションツールとして
ふさわしい日本語表現を追求しながらお客様に提供いたします。
お問合せ先 営業担当 栗原