株式会社ユー・エス・エス/上田写真製版所 ブログ

■デザイン印刷百科

◆自然色とお客様の求める色味について

画像の印刷とは基本的に、正確な情報伝達を目的にした技術です。
よって、自然色に忠実な再現性が求められます。
しかし、カラー画像に於いてはその時の撮影条件により色味が変化します。
天候だったり、周りの遮蔽物や映り込みなど、様々な要素が関係してきます。
人々は少なからず、記憶の中でイメージしている色があります。例えば
桜の花は淡いピンク色、夏空は濃いブルー、紅葉はカラフルで鮮やか、など。
よって、お客様は感覚的な表現で色味を指示されることが多い気がします。
この感覚は、記憶+好みにより千差万別です。
特に顕著なのが肌色で、いろんな表現の仕方があります。「明るく」「暗く」「健康的に」「知的に」「澄んだ肌色」などなど。
以前の日本人の肌色は、黄色人種と言われるように黄みがかったオレンジ色が主流だった記憶がありますが、近年では明るめでややピンクがかった肌色が好まれる傾向にあると思います。
このように自然色に忠実としながらも、一方で「好ましい色」「らしい色」が求められることが多いと思います。
日々の生活のなかで常にアンテナを張り、時代背景および好みの色の変化、変遷をキャッチし続けることが大事だと思う今日この頃です。

 

工務部では、お客様からお預かりした画像の「明るさ」の補正だけでなく、微妙な色彩のニュアンスや様々な画質等の修正も行っております。ご要望等ございましたら、お気軽に下の「お問い合わせ」またはメールにてご相談ください。

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株式会社ユー・エス・エス 営業部

eigyo@uss-ueda.co.jp

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