社内報など個人名の表記が多い印刷物では、日本語の名前とともに読み方をローマ字で併記することがよくあります。
そのローマ字表記の仕方が、最近変化しているのはご存じですか?
2019年5月に政府は、公文書などにおいて日本人名のローマ字表記を「姓―名」の順で表記するよう都道府県やメディアに通知し、2020年1月から実施が始まりました。
文化庁のホームページによると
・姓をすべて大文字とする(例)YAMADA Haruo
・姓と名の間にコンマを打つ(例)Yamada,Haruo
などの表記方法が挙げられており、国際的には「名―姓」の表記が一般的であることから、「姓―名」となっても相手が誤解することのないよう配慮した表記となっています。
この政府の決定は、東京五輪を機に日本人名の表記を「姓―名」に統一して世界に浸透させたいという狙いもあると思います。
これまで日本人名のローマ字表記は西洋式の「名―姓」の順(〈例〉Haruo Yamada)の表記が多く使われていましたが、今後は「姓―名」の順の表記を目にする機会が増えていくことでしょう。
ユー・エス・エスでは、社内報、会報誌などにおいても、社会一般における最新の文章表記方針に基づいて制作しております。
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